Q1.レッスン料の支払い方法は?


お支払い方法は現金、クレジットカード、銀行振込から選択することが可能だ。オンラインで入力されたクレジットカード情報は暗号化で守られており、我々にもわからないので安心してくれ給え。

Q2.自然に英語がうまくなりますか?


答えはノーだ。ごく初歩に限れば、ある程度は自然な上達はありえるが、それだけでは説得力に乏しい、ままごと英語レベルに留まってしまう。私はチョムスキーの生成文法論(ヒトには普遍的な言語能力が生得的に備わっているという説)を部分的に認める立場を取っているが、実際問題として、高度な言語運用能力はヒトの社会性の上に学習されて獲得される。すなわち、自然に英語がうまくなっていくのではなく、うまく美しく話せるようになろうとする人が、上手に話せるようになるのである。

恐ろしいことは、自然にうまくなるという幻想を信じてしまい、努力や工夫をせずに、何年間もダラダラと待ち続けてしまうことだ。しかし、話せるように努力と工夫をする人には、必ず扉が開かれる。

ところで、英語の”nature”と日本語の「自然」の意味は似ている部分もあるが、両者は異なる概念だ。日本語の「自然」は仏教思想の「自然(じねん):おのずから何もしないこと」の意味が強い点で、英語の”nature:ヒトの手が加えられていない天然のありさま”とは異なっている。英語をナチュラルに話すことのできる成果は、(日本語の意味での)自然に身につくものではない。近い例を挙げれば、自転車をナチュラルに(当然の如く)乗れる技術は、自然に身につくものではなく、それにふさわしい努力と経験があってこそ獲得できるということだ。

世の中の多くの人が、「自然にうまくなる」ということばの罠に陥ってしまっている。

ぜひあなたは升砲館で誰よりも速くうまくなってくれ給え。

Q3.私は日本人ですから、アメリカ人のように話す必要はないと思います。 日本人なのだから、日本人らしい英語や振るまいで良いと思うのですが?


日本人だから、ネイティブ英語話者のような英語ではなく、日本人らしい独自の英語を目指したいということだろうか?それはそれで、あなたらしい個性が示せる素晴らしい考えだ。あなたは、あなたの英語を今以上に完璧な日本人英語にすることができる。

コツは、欧米人のように堂々と話さないこと、エルとアールの区別は一切しないこと、抑揚やアクセントはつけず、小さな声で出来る限り控え目にモゴモゴと話すことだ。自宅での練習では、先ずは下を向いてか細い声で”Herro, eberyone. My name is… Sank you bery much.” と自己紹介のリハーサルをしてみよう。 なるだけカタカナ風に、そして語尾は不明瞭に。語尾の不明瞭さは日本人英語のスタイルを守るには絶対に必要だ。さらに日本人特有の照れ隠しの笑い(false smile)を加えれば、相手にあなたの意図が伝わらないため、実に日本人固有の英語を喋ることができる。恥ずかしいときや、都合の悪いときは相手と目を合わせずに、ニタニタ笑いをすることだ。そのような時、恐らくアメリカ人はあなたの意図を知りたいと考えるだろうから、何らかの質問をしてくるはずだ。それらの質問に答えるときは、前後関係を無視して、あいまいな答えを提示することを忘れずに。なるだけ含みを持たせて。意図を明確に伝えると、日本人らしさが薄まってしまうから注意すること。

コミュニケーションに於ける重要なポイントとしては、相手と対等に話すと欧米的になるので、出来る限りへりくだることだ。ペコペコして話す。そうすればあなたもステレオタイプの日本人らしい英語を話すことができる。また、揉め事や衝突があったときなど、相手が怒り出しそうなとき。そういう場合は、こちらに別段過失が無くても、ただちに”I am sorry.”と言って全面的に謝罪。自分の非を認めたと見せてその場を丸く治めておき、後に別の場面や別件で文句を言うスタイルを取れば、著しく日本的になるだろう。同僚や部下のアメリカ人がときどき遅刻をし、それを改めてもらいたいときもあるだろう。直接その問題について議論するとアメリカ的になるので、遅刻のことには一切触れずに、全く関係のない場面で彼の人格や素行について懲罰的に非難して、反省を促す。彼はアメリカ人だから、なぜ自分がそのように脈絡なく糾弾されるのか分からず、そして、あなたの意図や論理、因果が全く理解できないため、両者の間には文化的摩擦が観察されるだろう。

さらに日本人らしさを追求するのであれば、ディベートの際は、論理よりも感情を優先させることだ。客観的事実には主観(情緒や気分)で反論。アメリカ人が「君はこう言ったじゃないか!」と事実の確認を求めてきたら、「言った覚えはない!」とあなたの内的な印象で応える。夏目漱石の小説、『我輩は猫である』に登場する、下女「おさん」の論法は分かりやすい例だ。彼女は毎晩、大きな歯ぎしりで周囲に迷惑をかけているのでだが、「私は生まれてから今日に至るまで歯ぎしりをした覚えはございません(註:だからその事実は存在しないという主張)」と強情を張ることで知られている。中国が日本の主要都市に核ミサイルの照準を向けていることや、尖閣諸島を奪おうとしている事実については目を向けずに、「憲法九条があれば誰も攻めてこない」という情緒的なレベルの主張を堂々とすることも、アメリカ人を驚かせる日本独自の楽観性だ。このように、客観的な「事実」に基づかずに、自分の主観的な「情緒」に道理の根拠を置くことは、あなたが日本人固有の英語を追求する上で大きな手がかりになるだろう。

日本ではあまり知られていないが、アメリカという国は実に信心深い社会で、国民の8割が「宗教と信仰心は自分にとって大切なものである」と考えている(ギャラップ調査)。アメリカ人との会話で信仰心の話になったとき、「自分は無神論者(atheist) (もしくは無宗教者(irreligionist))である」とさほど深い考えなしに述べ、その理由を尋ねられてもちゃんと説明しないことも日本人によく見られる行動規範だ。公の場で、自国の国歌や国旗に敬意を示さないことも、諸外国の式典ではまず見られないので、極めて日本的な行動規範といえるだろう。また、文法の面では、必要のないところで定冠詞のtheを多用することなど、個性に溢れた日本人らしい英語を話すためのポイントはまだまだ多くある。もし海外に住む予定で、日本独自の英語や振るまいの基準で通すつもりなのであれば、なかなか社会で認められなかったり、会話の輪に入れなかったり、あなたは苦労するかもしれない。しかし、それはそれで貴重な文化的経験となることだろう。がんばれよ!

Q4.発音など、どうでも良いと思います。大切なのは中身ではないでしょうか?


それはそれで個性があって素晴らしい考えだ。これからも、ぜひ発音を軽視して、中身を大切にしていってくれ給え。

ただ、発音が悪ければアメリカ社会でやっていくのは難しく(社会言語学者Rosina Lippi-Greenの研究に拠れば米国社会は発音重視の傾向が強く、訛りの強い者は信用されず、就職も難しい)、日常的なレストランの注文やホテルの予約でさえ、何度も聞き返されるので、結構なストレスが溜まるかもしれない。また第一に、発音はパラ言語に直接的に関わるものなので、リズムやイントネーションがおかしければ、聞き手に真意を伝えることが難しくなるだろう。 加えて、発音の仕組みを知らない人のリスニング力の上達は得てして遅い。しかし、「中身が大切」と言う、そのあなたの強い意気込みで、どうか乗り越えて行ってくれ給え。

Q5.聞き流すだけで上達する英語教材が売っているので、別に英会話スクールに通わなくてもよいと思うのですが?


それはそれであなたらしくて素晴らしい考えだ。ぜひ何年も聞き流してくれ給え。

Q6.アメリカ人と結婚したら、英語がうまくなるのでは?


あまり期待できない。配偶者は言語を教えてくれない。なぜかと言うと、めんどくさくなるからだ。教えてくれたとしても、大抵ハネムーンまで。升砲館にも、英語ネイティブ配偶者のいる門下生が何名か在籍しているが、どの配偶者も英語を教えてくれないものだ。仕方なかろう。そういうものだからだ。アメリカ人と結婚し、長年アメリカに住んでいる生徒もいるが、英語を磨くためにわざわざ日本に戻って来て升砲館で学んでいる。あと、これは私見だが、もとより、私たちは愛する人と結婚すべきで、英語を身につけるためにアメリカ人と結婚するのは良い考えだとは思えない。なぜなら、相手に悪いからだ。

Q7.TOEICで高得点を取るぐらいまで実力をつけたら、英語が話せるようになるのでは?


そうだ。TOEICで800点を超えたら、あなたはもうペラペラ。というのは冗談で、答えはノーだ。TOEICのスコアは英語を話す能力とはあまり関係していない。升砲館の門下生にはTOEIC満点者が大勢いるので、彼らの実際の英語コミュニケーション能力がどれぐらいのものか私にはよくわかる。中には30回以上TOEIC満点を取っている強者もいたが、英語を話すことに関しては苦手だった。しかし、升砲館での学びを得たあとは、彼が既に持っていたTOEICの知識とうまく結びつき、恐ろしいほど英語がうまくなったものだ。なので、TOEICを学ぶことには意義がないわけではない。知識は資産。そして見栄えも良いので、スコアは高いに越したことはない。

Q8.オンラインのマンツーマン英会話はどうですか?


英語を話す機会を増やしたい人には、とても良い方法だと思う。しかしながら、オンラインでマンツーマンの英会話を受講しても、大抵の人はレッスンに少し慣れるだけで、英語自体は期待されるほどうまくならない。最初からうまい人が英語力を維持したいときに役に立つだけで、下手な人は下手なままというのがよくあるケースだ。何事でもそうだが、英語は「うまくなる」から「面白くなる」のであって、うまくならないのに面白くはならない。プロ意識が高く、情熱もあり、波長も合うという先生に出会えた運の良い人以外は、モチベーションを続かせるのが難しいのが現状だ。しかしながら、あなたが普段、英語の自主トレーニングをしていて、対人トレーニングも積んでいるのであれば、その腕試しとしてオンライン英会話を利用されるのは、実に良いアイデアだと思う。オンライン英会話に関しては、私はDMM英会話のサービスをお勧めする。なぜなら、DMM英会話のスタッフは常にサービス向上と顧客満足のために努力していて、私はそういう彼らのことが好きだからだ。

Q9.短期集中の英語パーソナルトレーニングをやっているスクールはどうですか?


短期集中の英語のパーソナルトレーニングは、個人個人に合わせたメニューに沿ってたくさん練習させることが売りだ。しかし、講師(トレーナー)のレベルが総じて低いこと、そして、個人に合わせたパーソナルトレーニングを謳っている割には、それぞれの生徒の学習内容はほとんど同じなことにちぐはぐさを感じる。短期集中型の英語パーソナルトレーニングでは、あなたにひたすら勉強させることで一定の期間を乗り切らせる。あなたは大量の勉強をこなし、少しはうまくなった気がするかも知れないが、別段英語が話せるようにはならない。いくら、あなたのトレーナーの人柄が良くても、あなたが目的を達成できないのであれば意味がないだろう?また、パーソナルトレーニングというと聞こえはいいが、生徒同士のコミュニケーションがないので、生徒間で情報交換などの交流ができないシステムになっている。したがって「上達していますよ」というトレーナーの声を信じるしかない。そのように、自分のレベルを客観的に判断できる機会が無いことは大きな問題だ。とにかくペラペラになれない。しかしながら、数十万円を払って英語の知識を少々付けるだけで良いのであれば、英語パーソナルトレーニングはあなたの希望を100%満たしてくれるだろう。

Q10.一般の英会話スクールや、会社内の英会話講座はどうですか?


先の質問のパーソナルトレーニングにも共通するが、街の英会話スクールや企業内の英会話講座には、見過ごされている大きな欠点がある。それは、プライベートレッスンでもグループレッスンでも関係なく、「あなたの発言の番ですよ」と先生に当てられたときしか話さないことである。順番が回って来たときにしか話さない。そんな不自然な状況に慣れきってしまうので、極めて重要な「自分から発言する能力」が全く養われない。アメリカでは、黙っている人は「黙りたいから黙っているのであろう」と意思が尊重されるので、誰も「次はあなたの発言する番ですよ」と指名してくれない。英会話のクラスルームのような不自然な環境下で英語に慣れてしまうと、アメリカやイギリスに行くと輪に入っていけずに、あなたは孤独を味わうことになる。キャバクラで上等のボトルをおろしたとき、キャバ嬢にモテたと思っても、一歩店の外に出ると、一般の女性が誰もあなたにチヤホヤしてくれないのと同様だ。もしあなたが英会話のクラスルームの中で無双を誇っても、よほどではない限り、外の世界では役に立たない。木っ端微塵。

Q11.升砲館は、他のスクールとどう違いますか?


升砲館は、英語、文化人類学、自然科学の諸領域を用いてあなたの潜在能力を最大限に引き出すことにより、あなたの英語人生を豊かにし、あなたを笑顔にするのが目的だ。厳しさと楽しさが両立しているので、大人が本気で英語で遊ぶ道場と言えるかもしれない。必要とされる雄弁術、リーダーシップやコミュニケーション技法も学べる。マナーやエチケットを始め、数千人クラスのプレゼンでも緊張しない方法、モラハラ同僚に堂々と打ち勝つ方法など、20年以上蓄積された、あらゆる場面での対処法が準備されている。他方、一般的なスクールでは、英語だけを学習させることが中心。そこが大きな違いであろう。

私の望みをひとことで言うと、単に通じるだけの表面的な英語で良しとするのではなく、英語と文化を軸にしたライフスタイルで、あなたがあなたであるための自分だけのアイデンティティを築いて欲しい。そう私は考えている。私は個性のある人が好きだ。あなたが、英語を「自分の言語」として捉えられ、あなたに「幼少のころから自然な形で英語を使っている人間」のような自己の英語ライフスタイルを確立してもらいたいという思いが、私は非常に強い。

升砲館では軸となる上達のプロセスが、一般的な「基本習得→実践→英語話者になる」という順番とは大きく異なっている。そのような学校教育的な方法から抜け出ないことには、大人になってから英語力を短期間で習得するのには不都合だからだ。

また、一般的な英会話スクールは、あなたをお客様扱いする。あまりできなくても、講師は「エクセレント!」とあなたの英語を褒めてくれる。彼らにとって、お客様の機嫌を取ることがマーケティング上必要だからだ。彼らの事情を考えると、それは仕方のないことなのかもしれない。

升砲館では、生徒をお客様扱いしていない。その代わり、ひとりひとりの門下生を身内として尊重する。あなたが悪い練習をしているときは、叱ることもある。なぜなら、良い練習をすることこそが、あなたの目的達成にとっての要だからだ。また、マーケティングの上でも、升砲館にとっては、あなたの英語をうまくすることが大切だ。なぜなら、あなたの話す英語が、升砲館にとっては即、広告だからだ。

私は、あなたに英語がうまくなって欲しい。

©2018 Shohokan

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