Q1.レッスン料の支払い方法は?


お支払い方法は現金、クレジットカード、銀行振込から選択することが可能です。オンラインで入力されたクレジットカード情報は暗号化で守られており、升砲館事務局にもわかりませんので、どうぞご安心してください。

Q2.自然に英語がうまくなりますか?


あなたが、もし6歳以上で、日常生活に英語が必要な環境でなければ、まず自然に英語がうまくなることはありません。ごく初歩に限れば、大人でもある程度は自然な上達はありえるかもしれませんが、ままごと英語レベルに留まってしまいます。私はチョムスキーの生成文法論(ヒトには普遍的な言語能力が生得的に備わっているという説)を部分的に認める立場を取っていますが、実際問題として、高度な言語運用能力はヒトの社会性の上に学習されて獲得されるものです。すなわち、自然に英語がうまくなっていくというためには、環境や年齢などの条件が必要になるのです。

大人向けに指導をしている一般的な英語教育や英会話スクールでは、自然な英語の習得をスッパリ諦めて「単語や表現などの知識を増やす」ことと「コミュニケーションの経験を積む」ことの二つを行います。身に覚えのある人はわかると思いますが、いくら知識を付けても、いくら大量のレッスンを受講しても、子供のように自然に英語を聞いて話すことはできません。留学をしても、外国に住んでも、それは変わりません。断片的な知識や、行き当たりばったりの経験が積まれていくだけで、自然に英語が話せるようにもならないし、自然な英語にもなって行かないのです。

しかしながら、あなたにも自然体で英語を話せるようになる方法は残されています。唯一の方法は、ヒトが子供のころに持っている「自然に言語を吸収できる能力」の部分を開花させることです。大人になってからでは、手遅れだと思われていますが、正しく行えば大人でも子供のころのように「力まず自然に英語を聞いて話せる状態」になって行くのです。


初心者なら、まず升砲館で自然体バイリンガルのコア部分を学んでから、単語や表現などの知識をつけることにより、非常に速い上達を叶えることができます。上級者なら、升砲館メソッドを学ぶことにより、すでに持っている英語の知識や経験を、自然体でフルに活かすことができます。ぜひ、英語も日本語も同じような感覚で扱える「自然体バイリンガル」を目指してください。

Q3.私は日本人ですから、アメリカ人のように話す必要はないと思います。 日本人なのだから、日本人らしい英語や振るまいで良いと思うのですが?


日本人だから、ネイティブ英語話者のような英語ではなく、日本人らしい独自の英語を目指したいということでしょうか?それはそれで、あなたらしい個性が示せる素晴らしい考えだと思います。あなたがあなたの英語を今以上に完璧な日本人英語にするためにアドバイスを差し上げましょう。

コツは、欧米人のように堂々と話さないこと、エルとアールの区別は一切しないこと、抑揚やアクセントはつけず、小さな声で出来る限り控え目にモゴモゴと話すことです。自宅での練習では、先ずは下を向いてか細い声で”Herro, eberyone. My name is… Sank you bery much.” と自己紹介のリハーサルをしてみましょう。 なるだけカタカナ風に、そして語尾は不明瞭に。語尾の不明瞭さは日本人英語のスタイルを守るには絶対に必要です。さらに日本人特有の照れ隠しの笑い(false smile)を加えれば、相手にあなたの意図が伝わらないため、実に日本人固有の英語を喋ることができるでしょう。恥ずかしいときや、都合の悪いときは相手と目を合わせずに、ニタニタ笑いをしてください。そのような時、恐らくアメリカ人はあなたの意図を知りたいと考えるでしょうから、何らかの質問をしてくるはずです。それらの質問に答えるときは、前後関係を無視して、あいまいな答えを提示することを忘れずに。なるだけ含みを持たせて。意図を明確に伝えてしあうと、日本人らしさが薄まってしまうから注意してください。

コミュニケーションに於ける重要なポイントとしては、相手と対等に話すと欧米的になるので、出来る限りへりくだることです。ペコペコして話す。そうすればあなたはステレオタイプの日本人らしい英語を話すことができます。また、揉め事や衝突があったときなど、相手が怒り出しそうなとき。そういう場合は、こちらに別段過失が無くても、ただちに”I am sorry.”と言って全面的に謝罪してください。自分の非を認めたと見せてその場を丸く治めておき、後に別の場面や別件で文句を言うスタイルを取れば、著しく日本的になります。同僚や部下のアメリカ人がときどき遅刻をし、それを改めてもらいたいときもあるでしょう。直接その問題について議論するとアメリカ的になるので、遅刻のことには一切触れずに、全く関係のない場面で彼の人格や素行について懲罰的に非難して、反省を促してください。彼はアメリカ人だから、なぜ自分がそのように脈絡なく糾弾されるのか分からず、そして、あなたの意図や論理、因果が全く理解できないため、両者の間には激しい文化的摩擦が起こると思います。

さらに日本人らしさを追求するのであれば、ディベートの際は、論理よりも感情を優先させることです。客観的事実には主観(情緒や気分)で反論してください。アメリカ人が「君はこう言ったじゃないか!」と事実の確認を求めてきたら、「言った覚えはない!」とあなたの内的な印象で応えるのです。夏目漱石の小説、『我輩は猫である』に登場する、下女「おさん」の論法が良い例です。彼女は毎晩、大きな歯ぎしりで周囲に迷惑をかけているのですが、「私は生まれてから今日に至るまで歯ぎしりをした覚えはございません(註:だからその事実は存在しないという主張)」と強情を張ることで知られています。中国が日本の主要都市に核ミサイルの照準を向けていることや、尖閣諸島を奪おうとしている事実については目を向けずに、「憲法九条があれば誰も攻めてこない」という情緒的なレベルの主張を堂々とすることも、アメリカ人を驚かせる日本独自の楽観性となります。このように、客観的な「事実」に基づかずに、自分の主観的な「情緒」に道理の根拠を置くことは、あなたが日本人固有の英語を追求する上で大きな手がかりになるでしょう。

日本ではあまり知られていませんが、アメリカという国は実に信心深い社会で、国民の8割が「宗教と信仰心は自分にとって大切なものである」と考えています(ギャラップ調査)。アメリカ人との会話で信仰心の話になったとき、「自分は無神論者(atheist) (もしくは無宗教者(irreligionist))である」とさほど深い考えなしに述べ、その理由を尋ねられてもちゃんと説明しないことも日本人によく見られる行動規範です。公の場で、自国の国歌や国旗に敬意を示さないことも、諸外国の式典ではまず見られないので、極めて日本的な行動規範といえるでしょう。また、文法の面では、必要のないところで定冠詞のtheを多用することなど、個性に溢れた日本人らしい英語を話すためのポイントはまだまだ多くあります。もし海外に住む予定で、日本独自の英語や振るまいの基準で通すつもりなのであれば、なかなか社会で認められなかったり、会話の輪に入れなかったり、あなたは苦労するかもしれません。しかし、それはそれで貴重な文化的経験となることでしょう。がんばってください。

Q4.発音など、どうでも良いと思います。大切なのは中身ではないでしょうか?


それはそれで個性があって素晴らしい考えだと思います。これからも、ぜひ発音を軽視して、中身を大切にして行ってください。

ただ、発音が悪ければアメリカ社会でやっていくのは難しく(社会言語学者Rosina Lippi-Greenの研究に拠れば米国社会は発音重視の傾向が強く、訛りの強い者は信用されず、就職も難しい)、日常的なレストランの注文やホテルの予約でさえ、何度も聞き返されるので、結構なストレスが溜まるかもしれません。また第一に、発音はパラ言語に直接的に関わるものなので、リズムやイントネーションがおかしければ、聞き手に真意を伝えることが難しくなることでしょう。 加えて、発音の仕組みを知らない人のリスニング力の上達は得てして遅いものです。しかし、「中身が大切」と言う、そのあなたの強い意気込みで、どうか乗り越えて行ってください。

Q5.聞き流すだけで上達する英語教材が売っているので、別に英会話スクールに通わなくてもよいと思うのですが?


それはそれであなたらしくて素晴らしい考えだと思います。ぜひ何年も聞き流してください。

Q6.アメリカ人と結婚したら、英語がうまくなるのでは?


あまり期待できません。配偶者は言語を教えてくれませんよ。なぜかと言うと、めんどくさくなるからです。教えてくれたとしても、大抵ハネムーンまで。升砲館にも、英語ネイティブ配偶者のいる門下生が何名か在籍していますが、どの配偶者も英語を教えてくれないものです。仕方ないです。そういうものだからです。アメリカ人と結婚し、長年アメリカに住んでいる生徒もいますが、英語を磨くためにわざわざ日本に戻って来て升砲館で学んでいます。あと、これは私見ですが、もとより、私たちは愛する人と結婚すべきで、英語を身につけるためにアメリカ人と結婚するのは良い考えだとは思えません。なぜなら、相手に悪いからです。

Q7.TOEICで高得点を取るぐらいまで実力をつけたら、英語が話せるようになるのでは?


はい。TOEICで800点を超えたら、あなたはもうペラペラです。というのは冗談で、答えはノーです。TOEICのスコアは英語を話す能力とはあまり関係していません。升砲館の門下生にはTOEIC満点者が大勢いますから、彼らの実際の英語コミュニケーション能力がどれぐらいのものかよくわかります。中には30回以上TOEIC満点を取っている強者もいましたが、英語を話すことに関しては苦手な人でした。しかし、升砲館での学びを得たあとは、彼が既に持っていたTOEICの知識とうまく結びつき、恐ろしいほど英語がうまくなって行ったものです。TOEICを学ぶことには意義がないわけではありません。知識は資産。そして見栄えも良いので、スコアは高いに越したことはありません。

Q8.オンラインのマンツーマン英会話はどうですか?


英語を話す機会を増やしたい人には、とても良い方法だと思います。しかしながら、オンラインでマンツーマンの英会話を受講しても、大抵の人はレッスンに少し慣れるだけで、英語自体は期待されるほどうまくはなりません。最初からうまい人が英語力を維持したいときに役に立つだけで、下手な人は下手なままというのがよくあるケースとなります。何事でもそうですが、英語は「うまくなる」から「面白くなる」のであって、うまくならないのに面白くはなりません。プロ意識が高く、情熱もあり、波長も合うという先生に出会えた運の良い人以外は、モチベーションを続かせるのが難しいのが現状なのでうs。しかしながら、あなたが普段、英語の自主トレーニングをしていて、対人トレーニングも積んでいるのであれば、その腕試しとしてオンライン英会話を利用されるのは、実に良いアイデアだと思います。オンライン英会話に関しては、私ショーンはDMM英会話のサービスをお勧めします。なぜなら、DMM英会話のスタッフは常にサービス向上と顧客満足のために努力していて、私はそういう彼らのことが好きなのです。

Q9.短期集中の英語パーソナルトレーニングをやっているスクールはどうですか?


短期集中の英語のパーソナルトレーニングは、個人個人に合わせたメニューに沿ってたくさん練習させることが売りです。しかし、講師(トレーナー)のレベルが総じて低いこと、そして、個人に合わせたパーソナルトレーニングを謳っている割には、それぞれの生徒の学習内容はほとんど同じなことにちぐはぐさを感じます。短期集中型の英語パーソナルトレーニングでは、あなたにひたすら勉強させることで一定の期間を乗り切らせようとします。あなたは大量の勉強をこなし、少しはうまくなった気がするかも知れませんが、別段英語が話せるようにはなりません。いくら、あなたのトレーナーの人柄が良くても、あなたが目的を達成できないのであれば意味がないのでは?また、パーソナルトレーニングというと聞こえは良いのですが、生徒同士のコミュニケーションがないので、生徒間で情報交換などの交流ができないシステムになっています。したがって「上達していますよ」というトレーナーの声を信じるしかありません。そのように、自分のレベルを客観的に判断できる機会が無いことは大きな問題です。とにかくペラペラにはなれないです。しかしながら、数十万円を払って英語の知識を少々付けるだけで良いのであれば、英語パーソナルトレーニングはあなたの希望を100%満たしてくれるでしょう。

Q10.一般の英会話スクールや、会社内の英会話講座はどうですか?


先の質問のパーソナルトレーニングにも共通しますが、街の英会話スクールや企業内の英会話講座には、見過ごされている大きな欠点があります。それは、プライベートレッスンでもグループレッスンでも関係なく、「あなたの発言の番ですよ」と先生に当てられたときしか話さないことです。順番が回って来たときにしか話さない。そんな不自然な状況に慣れきってしまうので、極めて重要な「自分から発言する能力」が全く養われません。アメリカでは、黙っている人は「黙りたいから黙っているのであろう」と意思が尊重されるので、誰も「次はあなたの発言する番ですよ」と指名してくれません。英会話のクラスルームのような不自然な環境下で英語に慣れてしまうと、アメリカやイギリスに行くと輪に入っていけずに、あなたは孤独を味わうことになるでしょう。キャバクラで上等のボトルをおろしたとき、キャバ嬢にモテたと思っても、一歩店の外に出ると、一般の女性が誰もあなたにチヤホヤしてくれないのと同様です。もしあなたが英会話のクラスルームの中で無双を誇っても、よほどではない限り、外の世界では役に立たないものです。木っ端微塵。

Q11.升砲館は、他のスクールとどう違いますか?


升砲館は、英語、文化人類学、自然科学の諸領域を用いてあなたの潜在能力を最大限に引き出すことにより、あなたの英語人生を豊かにし、あなたを笑顔にするのが目的です。大人が本気で英語で遊ぶ道場と言えるかもしれません。必要とされる雄弁術、リーダーシップやコミュニケーション技法も学べます。マナーやエチケットを始め、数千人クラスのプレゼンでも緊張しない方法、モラハラ同僚に堂々と打ち勝つ方法など、20年以上蓄積された、あらゆる場面での対処法が準備されています。他方、一般的なスクールでは、英語だけを学習させることが中心。そこが大きな違いです。

私ショーンの望みをひとことで言うと、単に通じるだけの表面的な英語で良しとするのではなく、英語と文化を軸にしたライフスタイルで、あなたがあなたであるための自分だけのアイデンティティを築いて欲しいのです。私は個性のある人が好きです。あなたが、英語を「自分の言語」として捉えられ、あなたに「幼少のころから自然な形で英語を使っている人間」のような自己の英語ライフスタイルを確立してもらいたいという思いが、私は非常に強いのです。

升砲館では軸となる上達のプロセスが、一般的な「基本習得→実践→英語話者になる」という順番とは大きく異なっていいます。そのような学校教育的な方法から抜け出ないことには、大人になってから英語力を短期間で習得するのには不都合だからです。

また、一般的な英会話スクールは、あなたをお客様扱いするでしょう。あまりできなくても、講師は「エクセレント!」とあなたの英語を褒めてくれます。彼らにとって、お客様の機嫌を取ることがマーケティング上必要だからです。彼らの事情を考えると、それは仕方のないことなのかもしれませんね。

升砲館では、生徒をお客様扱いしていません。その代わり、ひとりひとりの門下生を身内として尊重しています。あなたが悪い練習をしているときは、叱ることもあります。なぜなら、良い練習をすることこそが、あなたの目的達成にとっての要だからです。また、マーケティングの上でも、升砲館にとっては、あなたの英語をうまくすることが大切です。なぜなら、あなたの話す英語が、升砲館にとっては即、広告だからです。

私は、あなたに英語がうまくなって欲しいのです。幸せになって欲しいのです。

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