升砲館 2017年ゴールデンウィーク合宿（京都）を終えて

こんばんは、ショーンだ。4月30日から5月1日にかけて京都市左京区にてゴールデンウィーク合宿を開催した。一泊二日、合計14時間に渡る、楽しい猛稽古！

京都、大阪、滋賀、奈良を始めとして、東京、広島、佐賀からの参加者が集った、総勢23名の楽しい楽しい合宿。

かつて挫折しており英語に苦手意識を持っていた人から、海外生活豊富ですでに英語のうまい人、英語指導者や大学教授まで、様々なバックグラウンドを持つ仲間たちが、風光明媚な修学院に集結だ。

皆で力を合わせながら、それぞれが自分ののびしろを探索し、成長して行く。

通常、他人がその人の主観で物事をどう見ているのかを知ることは、とても困難である。

しかしながら、これだけ時間をかけて一緒に取り組むと、受講者それぞれの英語に対する思い込みや先入観が、手に取るようにわかるようになってくる。それによって参加者全員がそれぞれeureka moment（発見の瞬間）を繰り返し経験することとなり、それが合宿の大きな醍醐味となっているのだ。

今回の合宿では、思い込みや主観の誤ちからの脱却を試みるべく、重要ないくつかの事柄について特に重点的に取り組んた。主動筋と拮抗筋のバランス、受動筋力、舌の用い方、マインドセット、吸息法、発声法などなど。

また、今回は、三種混合発音記号を導入した。約20年ぶりの復活だ。非常に効果が高い独自メソッドなのだが、たまに勘違いして後で変な方向に行ってしまう人がいるので、長年使うことを止めていたやり方である。この20年で私の内面、及び指導スキルが成長したと感じたので、この度、升砲館への再導入を決意した次第。

正しく呼吸ができ、英語に必要な筋肉が発動してくると、その三種混合発音記号メソッドの効果は絶大。瞬く間に、参加者全員が英語ネイティブスピーカーそのものの音を出し始める。

あぁ、なんと嬉しい！なんたる美しさ！なんたる心安さよ！

そんなとき、私は受講生の出す音に聞き惚れてしまうのだ。

なぜなら、まがい物ではない、命の宿った英語がそこにあるからだ。

美しく凛とした英語が、修学院に響く。

その三種混合発音記号は、今後さらにブラッシュアップして升砲館の通常稽古でも導入していく予定である。

毎回のことであるが、反省点もある。この二日間で升砲館メソッドを凝縮して出し切るつもりだったが、やりたいことがたくさんありすぎて、十分に出し切るには時間が足りなかった。もっと時間が欲しい！

そこで今回は、全員に最大の利益をもたらすために、根本的な優先事項に徹底的にフォーカスする方針で行くことにした。

結果的には、無理に急いで進めるよりも、質・量ともに会得するものが多い、実りのある稽古になったと考えている。2015年の合宿のように三日間の合宿にして包括的な性質を強めるか、フォーカスされた二日間の合宿か？これについては、工夫と検証を続けて、今後、最適な方法を研究して行くつもりである。

とにかく2017年GW合宿は、升砲館自体の進化を確信に至らしめる、素晴らしい二日間だった。

今から、次の合宿が待ちきれない。

門下生のお前たちも、今回初めて参加したみなさんも、よくがんばった！感動しました。

今回の合宿で学んだことを活かして、充実した英語人生を歩み給え！

そして、升砲館への正式入門を決めた初参加の3名、これから通常稽古で鍛え抜いてやるから！覚悟しとけよ！（笑）

寝る間を惜しんで動き続けた事務局長Hiroki、企画者であり、常にみんなに貴重な示唆を与え続ける理事長Vicky、そして合宿中みんなのために働いてくれた、助手のお前たち、本当にありがとう！！Ryosuke、助手でもないし、升砲館門下生でもないのに、初日最後まで後片付けを手伝ってくれて、ありがとう！！すごく助かったぞ。

英語発音道場升砲館館長
ツジイイングリッシュスクール代表
ショーン・ツジイ

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■受講者の声

「中学や高校の先生方など、自分の思い込みで英語を話すことに慣れている人には、必ずや多くの気づきがあると思います。二日間ありがとうございました。また企画してください。」
（滋賀県・私立中学英語教諭）

「理論から学べたことが何よりも良かった。話しているときに使っている筋肉などが、そもそも外人とは異なるので、トレーニングすれば話せるようになることがわかりました。話しているときの口の中の構造や舌のポジションについて詳しく知れたことが良かった。昨日の自分よりも自信がついているのを感じます。二日間英語漬けになれたことで、感覚が鋭くなったような気がします。」
（京都府・会社員）

「倍音を出せたときの感覚や、無駄な動きを無くし、話しやすくなったときの感覚を新たに発見した。何ができないか、どうすれば良いのかの具体的な指針が得られた。」
（京都府・京都大学准教授）

「拮抗筋や受動筋を意識できたことが良かった。想像力の大切さや必要性を改めて感じた。」
（京都府・博物館勤務）

「時間の中で調子の良いときと悪いときの両方があり、何ができていないかの気づきが得られた。海外で自分の意見を通す必要がある人にこの稽古をおすすめしたい。特に集中的な稽古は、効果を体感できて成功体験になるので、初めての方に一番おすすめと思う。」
（滋賀県・エンジニア）

「礼儀正しい発音と思考を学びたいと思っている人や、人前で話をする人、アメリカ社会で通用したい人、発音だけではなく強くなりたい人は、升砲館に来るべきだと思う。楽しい合宿をありがとうございました。いつも勉強になることばかりです。今回もたくさん得るものがありました。」
（京都府・翻訳者）

「自分の事業を展開するにあたり、リクルート場所を海外も視野に入れないといけないため、英語の必要性を感じて参加しました。これまで何度も英語に挑戦してきましたが、あきらめてきました。この合宿で、体とことばの繋がりを感じて、希望を持てたことが良かったです。これから一緒に事業を展開する仲間と共に学んで行きたいと思います。」
（佐賀県・会社経営者）

「先日集中稽古に初めて参加して、大変良かったので再度参加しようと思いました。升砲館式呼吸法や発声法などにおいて《所作の要点》が身体的にわかったことが良かった。英語話者のマインドセットを共有できたことも収穫でした。今回の合宿で、自分が何ができて何が苦手なのか？ということを発見できました。普段忙しく、勉強の時間が作れない人にとっては、このような合宿や集中稽古は本当に役に立つと思います。」
（東京都・早稲田大学教授）

「一日目に習ったことを最後まで意識して練習しました。舌の動きが滑らかになった気がしました。自分の発音に問題があると思っている人や、意識が高い人に升砲館をおすすめしたい。そういう人ですと、上達が早いと思います。升砲館は、参加者みんなで課題を指摘しあえる点が良いと思います。二日間ありがとうございました。」
（京都府・会社員）

「一年前の自分と比較するために参加しました。自分の課題が見えたことがとても良かったです。成長と共に自分に余裕ができてきて、他の人が発音しているときにどんな風にしているのかを研究できるようになったこと、そして一年前は数時間で喉が痛くなっていたのが、今回は発声法が良くなったせいで全く痛くなかったことなどが、とても嬉しかったです。楽しく英語学習をしたい人、英語に対して苦手意識など、マイナスイメージを持っている人は升砲館に来るべきだと思います。今回収穫がたくさんあり、参加して本当に良かったです！ありがとうございました。」
（京都府・会社員）

「発音をきちんと学んだことがなかったのでこの機会をきっかけにと参加しました。また九月から留学を控えているため、現地の人と円滑なコミュニケーションを取りたいと思って申し込みました。今まで何も考えずに英語を話していたけど、実はたくさん意識しなくてはいけないポイントがあり、それを知れたのが大きい収穫です。また、グループワークで学ぶことにより自分のモチベーションが上がるのを感じました。自分の英語に自信をつけたい人、英語を話す際に表面だけでなく、内面から英語話者に変わりたい人には、絶対に役に立つ内容です。来て、本当によかったです。ショーンの知識の豊富さにはとてもびっくりしました。本当に今後に役に立つ経験を体験できました。」
（京都府・大学生）

「発音の基礎をみっちり学習したいと思い参加しました。普段、意識していると思っていたのですが、全然足りていなかったことがわかりました。英語の先生たちは、升砲館に来て欲しいです。とても勉強になりました。」
（広島県・福山市立大学准教授）

「最近、普段の稽古に参加できていなかったので、自分のモチベーションをあげるきっかけを作りたくて参加しました。二日間連続して受けることで、より自分の身になっていくことを感じました。外国人の友達を作りたいと思う人、向上心がある人、本当に英語ができるようになりたい人は、升砲館で学ぶとよいと思います。あっという間の二日間でした。今までわからなかったことがわかった瞬間もあり、それも大変うれしかったです。」
（京都府・会社員）

「改めて、繰り返し練習する中で、気づき獲得できることがあることがわかりました。会話表現を習ったり、覚えたりすることも大切ですが、英語を話すためのマインドセット、そのマインドを支える身体の用い方、音の出し方、発話のしかたを学べるのが升砲館の良いところだと思います。ありがとうございました。」
（奈良県・英語教師）