ショーンだ。日本人英語学習者の中には、「自分は日本人だから、日本語なまりの英語発音で良いのだ」と言って、全く英語の発音を気にしない人もいるが、それは「俺は生まれつき字が汚い、だからきれいに書く必要はない」と主張して、字を丁寧に書く努力を全く放棄しているようなものだ。

もちろん、地球で英語を話す約10億人の全員が全員、完璧な発音をする必要は全くないが、人として、自分の言いたいことを、相手にわかりやすく丁寧に伝えられるに越したことはないのではなかろうか。

英語発音を学ぶことは、習字や書道を学ぶことと似ている。以下に日本を代表する政治家たちの習字を載せる。

もし、書かれてある内容が全く同じだったら、どういう文字がより説得力のある印象を与えるだろうか?


近い将来、日本人でも英語が話せて当たり前の時代が来るだろう。
どんな英語を話そうが、完全にあなたの自由だ。
あなたは、どうする?

英語発音道場升砲館館長
ツジイイングリッシュスクール代表
ショーン・ツジイ

■画像転載元
麻生太郎(第92代内閣総理大臣・第23代自由民主党総裁)
画像転載元: http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/020/593/08/N000/000/000/132913161505413126374.jpg

麻生太郎(第92代内閣総理大臣・第23代自由民主党総裁)
画像転載元: https://stat.ameba.jp/user_images/20100101/17/shigehira/f1/ff/j/o0544038710360972644.jpg

福島瑞穂(社会民主党副党首)
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福島瑞穂(社会民主党副党首)
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野田佳彦(第95代内閣総理大臣・第9代民主党代表)
画像転載元: http://file.mijinco.blog.shinobi.jp/noda-sho.jpg

安倍晋三(第90代、第96-97代内閣総理大臣)
画像転載元: https://pbs.twimg.com/media/B4cQcBgCIAE99e9.jpg

志位和夫(日本共産党委員長)
画像転載元: http://www.moeruasia.net/wp/wp-content/uploads/2016/06/a9ac3329.jpg

森喜朗(第85-86代内閣総理大臣・第19代自由民主党総裁)
画像転載元: http://fundo.jp/wp-content/uploads/2016/05/CiGJ7oyVIAATPHSr.jpg
[social_warfare]

7 Comments
  1. Masayo 7年 ago

    升砲館に入門し、日々の出来事、門下生の経験や気付きのシェアから、発音の大切さを学んできました。今回の字の美しさと説得力の例えはより解りやすく、英会話における発音の重要性を伝えてくれる例だと思いました。
    文化の違いにより、礼儀正しさの定義やスタイルも違うからこそ、それぞれの文化に対するときにはそれらがより重要な意味を持つのだと思います。
    麻生太郎元首相の書は、さすがに育ちの良い方だなぁと実感させられますね。

  2. Eileen 7年 ago

    Hi, Shawn! 素敵なブログありがとうございました。
    他を圧倒する麻生氏の書。とても素晴らしいです。これこそ『守』『破』『離』の極みですね。
    個性的でありながらも美しい。それは、ベースに型がきちんと在るからですね。
    とても勉強になりました。ありがとうございます。 Eileen

  3. Ivy 7年 ago

    It’s so interesting!
    書いた文字はその時の精神状態や字を書いた本人の人となりをよく表すものだと思います。
    私は自身が納得出来る字を書きたくて書を学んでいます。
    発音もまた同じ!
    礼儀正しくフレンドリーな、イケてる英語を話せるようになりたいです!

  4. Kay T. 7年 ago

    文字で表現することに例えられると、その重要性が心に響きますね。自分以外の人々にどのような印象を与えるかを意識するのは、どんな事柄でもとても大事だと日々感じます。

    Create yourself! 総合力アップを目指して。

  5. Christina 7年 ago

    まさに、書く文字はその人を表すということが思い出されました。これだけ印象が違うと歴然ですね。読めればいいというわけではないですね。発音も同じく。この書の例のように、礼儀正しく美しい発音ができるようになりたいです。そして文字も…これからはもっと丁寧に書くように心がけたいと思いました。また一つ、貴重な気づきをありがとうございます!

  6. Tomo 7年 ago

    そもそもの話になるんですが…
    たとえ日本語だとしても、
    モゴモゴと発音を不明瞭にして話す人より、
    ハキハキと明瞭に話す人の方が
    印象が良いはずです。
    もちろんそれは、
    英語で話す時も同じことでしょう。

    Shawn の仰るとおり、
    「人として、自分の言いたい事を、相手に分かりやすく、丁寧に伝えられる」ということは、「人としての相手に対する思いやり」であり、
    その思いやりは、
    「良好な人間関係の構築」に
    繋がっていくのではないかなと感じます。

    それを実現するには、
    発音は非常に重要なポイントになるはずです。

  7. Shawn Tsujii 7年 ago

    お前たち、投稿ありがとうございます。

    ヒトの現実社会では、読めればいいというわけではないし、聞き取れさえすればいいというわけでもない。

    「コトバは通じたらいい」と無責任なことを言う、頭の悪い人間が多い。

    彼らには、ホントにホントか?お前は本当にそう思っているのか?と聞きたくなる。

    本当に「コトバは通じさえすればいい」と思っているのだったら、その人は文字を綺麗に書く必要は全くなくなる。手書きの履歴書でもラブレターでも、恩師への手紙でも、福島瑞穂のような習字で書けばよかろう。コトバの有り難みをわかっていないから、そういうバカなことが言えるんだろうね。

    発音や話し方ほど、直接的に話者の個性を出せるものは無い。

    発音をちゃんと学ぶと、さらに強く、さらに自由な表現者になれる。

    興味のない人や最初から諦めている人は、全く発音をやらなくてもいい。

    英語学習者が発音を学び、そのメリットを活かすのも自由だし、学ばないでメリットを享受しないのも自由だからだ。

    ところで、昨日から沖縄に来ています。人生初めての沖縄!空手の発祥地の沖縄!海がきれいでびっくりしました!

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